第275回『レア企業を目指す道』



<今日のポイント>

 お客様にとって特別な存在となるレア企業になるには、そうなる為の価値を他社以上にしていくことが必須です。

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 レア(特別な存在)企業を目指すには、そうなる為の方法を知る必要があります。

 掛け声だけでお客様から特別な存在と思っていただけるほど、世の中は甘くありません。

 今回のコラムでは、レア企業を目指す上で欠かせないポイントを書いております。

 これはレア人材という、人材として特別な存在になっていくことや、そのような人材を育成するポイントにもなります。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 レア企業は、たまたまそうなったのではありません。

 多くのお客様から、他社との相対評価の中で支持されるには、そうなるための取組みを、どの企業よりも努力している結果です。

 ここでの努力とは、気合や根性ではありません。

 レア企業になる為の理論を知り、その理論を他社を圧倒するレベルで高める努力になります。

 自社が目指すことを実現するための正しい努力を追求して、お客様に価値を届けた結果です。

 多くのお客様に支持をされるというのは、目の前の一人一人のお客様に支持される積み重ねです。

 店舗型ビジネスであれば、ご来店されたお客様が他社よりも「いいね!」と感じる為の価値提供を、高いレベルで届けていく積み重ねです。

 一人一人のお客様への価値提供が、多くのお客様からの支持につながっていきます。

 一人一人のお客様が、相対的に特別な存在と感じる積み重ねが、レア企業としてのイメージになっていきます。


 レア企業を目指すには、ビジョンや理念などの根本的なことから、現場の教育や仕組みづくりなど多岐にわたりますが、あくまでも『お客様の相対評価による価値』というお役立ちが軸になります。

 価値提供レベルが低ければ、お客様に特別な存在とは思われません。

 どんなに素晴らしいビジョンや理念、教育や仕組みがあったとしても、それを『何に活かすか』という軸であり理論が無ければ、お客様に支持されることはありません。

 視点を変えれば、お客様にとって企業の努力や苦労は関係ありません。


 世の中に必要なのか?

 自分にとって他社よりも良い価値があるのか?

 です。

 この軸を中心に、正しい努力をしていくからこそ、レア企業を目指していけます。


 下請け企業だったとしても、「あの会社は欠かせない」と、発注先の企業に思われ、エンドユーザーからも、「あの会社は自分たちにとって特別」と思われることで、レア企業を目指していけます。

 実際、クライアント様では、下請けの立場でレア企業を実現し、現場を仕切る立場になり、発注する企業が欠かせない存在なので単価も高く受注できるようになっています。

 どんな業種であったとしても、特別な存在というレア企業は目指せます。



 【レア企業を目指すための4つのポイント】

 同時にレア人材になることも書いていきます。

 1.相対的に自社を分析する

 自社は他社に比べて相対的にどうなのかを、正しく判断していくことです。

 昨今、勘違いした独自性が言われるケースがありますが、他社よりも劣る状態やお客様から支持されない独自性は特別な存在とはなりません。

 また、努力しているという気持ちから、自社が劣っていると認めることができない感情論も排除する必要があります。

 自社の分析、他社の分析を客観的に行うからこそ、高めていく道筋が見えてきます。

 レア人材を目指すのも、自分と他の人を客観的に比較する必要があります。

 No.1を目指すには、「ありのままの自分でいい」という、カウンセリングで使う言葉に踊らされないことです。(「ありのままの自分でいい」という言葉がダメなわけではなく、使う場面が違うという意味です)


 2.仕事の根本を社内で共有する

 レア企業を目指す上で欠かせない出発点となるもので、自社の『仕事とは?』という、何でお役立ちをしていくのかです。

 自社の商売を通じて、お客様にどのようなお役立ちをしていくかというレベルがレア企業としての存在意義ということになります。

 レア人材であれば、『仕事とは?』何かですが、会社の目的を果たしていく人材になります。

 仕事は会社の中に存在しているもので、会社の目的を果たすために、会社のルールを守ることやスキルを身につけることは当然として、自分を会社の目的に活用するレベルを相対的に高めることが必須となります。


 3.顧客視点の価値を理解する

 自社の存在意義を共有したら、それを果たしていくための『顧客視点の価値』はどんなものかを理解する必要があり、お客様にとっての価値が高ければ高いほど、お客様から見て特別な存在となっていけます。

 価値とは、顕在的にも潜在的にも求めているものを満たすモノやコト、満たす可能性があるものに感じるものです。

 レア人材であれば、「あいつに任せてみよう」と思われるのは、普段から周囲に高いレベルで価値を届ける行動をしているからです。

 自社の商売で、どんなお役立ちをしていくのかは、価値提供によって果たされていきます。


 4.価値レベルを高めていく

 自社がお役立ちしていくための価値を理解し、その価値レベルを相対的に分析して高め続けることです。

 ここから1~4の改善サイクルによって、企業の正しい努力が始まります。

 レア人材も同様で、常に相対的に自分を省みて、高め続ける必要があります。



 時代は常に変化します。

 望まれることも変化していきます。

 その変化に対応しつつ、常に特別な存在と思われるようにレア企業を目指して自社も変化していく。

 誰でも目指せることを、誰もが実現できないレベルで高めていく正しい努力をするとき、レア企業としての存在になっていきます。

 相対的に高いレベルなので、事例を自ら作っていくことになります。