第318回『真面目なモテ理論(魅力理論)の実践-その6』



<今日のポイント>

 お客様が買いたくなる(利用したくなる)プロモーション、人のやる気を引き出す言葉は魅力の要素となります。

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 魅力的なお店や魅力的な人になるための要素として、『その気にさせる』というものがあります。

 今回のコラムでは、企業であればお客様にお役立ちしていくためのプロモーションで、人であればお相手の本質的要素を刺激することを書いております。

 ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。

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 お客様が商品やサービスを利用する“決断”の前に、必ずある気持ちになります。

 これは私たちも同じで、意思決定する前には必ずなっている心の状態です。

 それが『その気になる』というものです。

 プロモーション活動が重要なのは、お客様の心を価値で動かして『その気になってもらう』必要があり、その気にならなければ購入につながらないからです。

 お店に置いてあるだけで、お客様にとってどんな価値があるか分からない商品には興味すら湧きません。

 どんな利用の仕方があり、どんな便利な点があり、どんな楽しいコトがあり・・・・・という、心を動かす価値提案というプロモーションによって、初めてお客様の『その気』が刺激されます。

 営業マンが企業へ新商品などの提案をする際も、「買ってください!」と言うだけでは『その気』になりません。

 お客様にとって、どんなメリットがあり、どんな価値があるのかが伝わり、その商品に価値を感じたときが『その気』になる瞬間です。

 『その気』になってもらうには、お客様の困りごと、望み、気付いていない問題などを知る必要があります。

 顧客視点やお客様第一主義というものは、お客様を知るからこそ良い価値提案をしていけるものになります。


 次に、人を『その気』にさせる人というのは、魅力の要素になります。

 人には本質的要素というものが備わっています。

 この本質的要素というのは、人の心が好ましい状態になるものです。

 人に優しい・思いやる・努力する・いたわる・積極的・敬う・・・・・・・・まだまだありますが、どれも心が好ましい状態になるものです。

 いろんな『その気』がありますが、上司の励ましの一言で前向きになり仕事をがんばろうと積極的な心になることがあります。

 『その気』は『やる気』という積極的な心に変わります。

 このように本質的要素を引き出してくれる上司は魅力的な要素を持ち合わせた上司です。

 子供が嫌々宿題をやっているときに、『その気』にさせる言葉をかける親と、『その気』を失わせる言葉をかける親がいます。

 学校の先生が部活の指導で使う言葉も、人を伸ばす言葉とダメにする言葉があります。

 簡単な『その気』にさせる言葉として、「おっ!がんばってるね」という声かけがあります。

 ダラダラと嫌々宿題をやっていたとしても、そこはひとまず置いておき、「おっ!宿題がんばってるんだ!」と声をかけ、出来ているものを評価してあげると『その気』が刺激されます。

 いきなり「何をダラダラやってるんだ!」「もっとテキパキとやれ!」と怒鳴っても、嫌々やるだけで『その気』は刺激されません。

 指導は厳しいけど、部活で生徒をその気にさせる指導力のある先生がいます。

 時間に厳しく、規律に厳しく、決して優しい言葉を使うわけではありませんが、生徒のことを良く見ていて事ある毎に、「今のいいね~」「ナイス!」という言葉を掛けた後、修正する点を話すという繰り返しをしていました。

 生徒は『その気』になって、先生の指摘も素直に聞くから上達スピードも速くなるのも当然のことです。

 それとは逆の先生もいました。

 何かにつけて罵倒して(今ならパワハラですが)、人格否定して、どんどんやる気を削いでいく。

 昔は・・・このような指導が実際にありましたが、先生として尊敬されているという関係性が構築されていれば、厳しい言葉も『その気』にさせる言葉になりますが、その大前提もなくこれをやれば生徒が伸びるわけがありません。

 4ステップの思考技術で考えると、

1.その気になる(お相手のゴール)

2.その気になる体験(お相手の体験)

3.その気になる価値(体験を通じた価値)

4.その気になる体験を実現するための具体的な方法


 これをそれぞれ考えていき、いろんなパターンを自分の決め事にして実践するというものになります。

 お相手が『その気』になれば、それは実践した人の魅力になります。

 お客様が『その気』になれば、それは会社であり商品の魅力が伝わった結果になります。

 元気の無い人を励ます時、お相手のことを知ることから始めて、どんな言葉が響くかを探る必要があります。

 人を励ますパターンとなる言葉を多く持つからこそ、適切な声をかけられます。

 真面目にモテる(魅力的になる)為の理論は、人を幸せにする理論です。